ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


Terminator Salvation
2009/アメリカ/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
出演:クリスチャン・ベール サム・ワーシントン アントン・イェルチン ムーン・ブラッドグッド ブライス・ダラス・ハワード ヘレナ・ボナム・カーター 
監督:マックG
http://www.Terminator4.jp

偏差値:58.2 レビューを書く 解説

こうなって欲しくなかった [65点] [参考:1]

僕は大の「ターミネーター」ファンで、僕の映画人生はここから始まったといっても過言ではないくらいで、これには期待と不安がありました。あれだけお金をかけて宣伝していたから、内容もさぞかし良いだろうと思っていたのですが、がっかり。とりあえずシリーズとは別物の作品として鑑賞したのですが、それでもつまらない。

これと同じ感想を持ったのは「スター・トレック」ですね。理由は同じで<僕の趣味と違う>、そこなんです。これは音楽の趣味みたいなものと思って下さい。僕はSF好きですから、その分SFの趣味に関してうるさくなってます。僕にはSFはこうあるべきという期待みたいなものがいつも心の中にあるんですね。それがいかに自分の世界にマッチしているかという話で、例えば1作目は僕にとってまさにど真ん中だったわけです。ところが今回の作品はことごとく僕の嫌いな世界を突っ走っていました。ちなみに僕は割と「T3」は好きです。

面白いと思ったのはコロンビアのロゴがメカ風になっていた所と、ジョンの乗ったヘリが墜落する所くらい。その他はどうも僕の趣味じゃないです。マーカスの描き方もシリーズの世界観ぶち壊しで嫌いですし、未来のLAの世界も変な所でハイテクだったり、僕の想像と大分違ってました。ケイトの描き方も女戦士の描き方も僕にはとても安っぽく見えました。僕としては1作目で見られたような、もっと荒廃した世界を見たかったんですね。ここら辺はTV「サラ・コナー・クロニクルズ」がかなり僕の期待通りの世界に描いてくれてて、映画よりもこっちをプッシュしたいです。

次々と出て来るメカのデザインも最近のSFアクションにありがちなゴツゴツしたもので見飽きたもの。蛇メカ、バイク、捕獲機、スカイネット、どれも僕にはチャラチャラした色ものに見えました。違う!こんなんじゃない!と心の中で叫びました。子供にはいいでしょうが、何かシリーズの神聖なイメージを汚された気にさえなりました。メカの倒し方もかなり手を変え品を変え工夫してるとは思うのですが、どうも迫力がなく胸に響きません。破片が目の前ギリギリまで飛んでくるようないかにもスレスレアクションぽくみせました感もくどかったです。

一番良かったのはシュワルツェネッガーが出てきた所ですね。もうジョークにしか見えませんが、それでもファンとしては嬉しいですね。

2009/06/18 23:06

シネマガ管理人

参考になりましたか?

この映画のレビューをまとめて表示する

マックG監督『ターミネーター4』の舞台挨拶で新たな伝説を生む

マックG監督『ターミネーター4』の舞台挨拶で新たな伝説を生む

6月6日(土)、新宿にて『ターミネーター4』の先行上映が行われ、マックG監督、ブライス・ダラス・ハワード、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッドが舞台挨拶をした。

森下悠里『ターミネーター4』ファンを魅了

森下悠里『ターミネーター4』ファンを魅了

来週公開される『ターミネーター4』が、6月5日(金)22:00から最速先行上映され、新宿ピカデリーにてイベントが行われた。グラビアアイドルの森下悠里が登場してイベントを盛り上げた。

クリスチャン・ベイル『ターミネーター4』ジャパンプレミア

クリスチャン・ベイル『ターミネーター4』ジャパンプレミア

2009年6月4日(木)、豊洲にて、『ターミネーター4』のジャパンプレミアが行われ、クリスチャン・ベイル、ブライス・ダラス・ハワード、ムーン・ブラッドグッド、アントン・イェルチン、マックG監督が来日した。

『ターミネーター4』はシリーズ最大規模!

【ソニー・ピクチャーズ】ターミネーターシリーズ最新作『ターミネーター4』(邦題はこのタイトルで正式に決定しました)の日本公開日が来年の6月13日に決定しました。シリーズ最高の60...