Terminator 3 : Rise of the Machines
2003/アメリカ/110分
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー ニック・スタール クレア・デーンズ クリスタナ・ローケン デヴィッド・アンドリュース
監督:ジョナサン・モストウ
偏差値:56.4 レビューを書く
意外と好きなんですが(^^; [80点]
世間での評価はあまりよくないし、シリーズからもパラレルワールドの出来事として抹殺されてしまった作品ではあるが、結構好きな作品である。
確かにシュワルツェネッガーさえ出ていればターミネーターなのか、とか、ジョン・コナーが出てればターミネーターなのか、との意見があることは十分承知しているが、ここは百歩譲ってそうだと言ってしまいたい。
シリーズ屈指の情けないジョン・コナーはミスキャストであることは素直に認めるとして、ちょっと老けたシュワルツェネッガーはT-800ではなくT-850だからだと思えばいいではないか。
何よりもターミネーターシリーズの見せどころの1つであるカーチェイスが最も派手なのが、この『T3』であることを忘れてはいけない。
大型消防車と大型クレーン車の超ド派手なカーチェイスシーンは、さすがはアクション映画が得意なジョナサン・モストウ監督ならではである。
前2作では観ることのできなかったシュワルツェネッガーのお茶目なターミネーターぶりもパロディだと思えばそんなに目くじらを立てるほどでもないと思うのだが。
そして本作の強敵ターミネーターT-Xのお色ぶりは今までのターミネーターとは一線を画しており、何よりも今話題の『ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ』に登場する女性型ターミネーターは本作があったからこそ誕生したものだと確信している。
棺桶を抱えたシュワルツェネッガーが『続・荒野の用心棒』のジャンゴに重なって見えるのは私だけだろうか。(だろうな。)
ターミネーターシリーズとして観れば確かに、なんじゃこりゃ、と言いたい部分もあるが、ストーリー的にはそれなりに筋が通っており、SFアクション映画として観れば十分楽しむことができる作品である。
求む同志(笑)
2009/06/22 23:39 (2009/11/07 06:09修正)