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2009/日本/東映/119分
出演:観月ありさ 松下由樹 谷原章介 神田うの 伊藤かずえ 岡田浩暉 野波麻帆 山本ひかる 忍成修吾 藤木直人 斉藤由貴 吉行和子 
監督:両沢和幸
http://www.babybabybaby.jp/

偏差値:60.2 レビューを書く 解説

出産って、こうなってんのか〜 [95点]

この年は、女性映画が目立った一年でした。その中でも最も面白かったのがコレ。この年一番笑った映画もこれかな。見終わった後ぐったりするくらい大騒ぎな映画ですけど、まあこういうのも賑やかでいいんじゃないですかね。観月ありさ、今まで僕はノーマークでしたが、これを見て大ファンになりました。日本一のコメディエンヌですね(個人的に、この観月ありさの髪型、すごく好きだなぁ)。

この映画のコンセプトは「出産エンタテインメント」。出産をコメディにしてしまった作品です。そういえばこの1・2年、何本か似たような題材の映画はありましたけど、この映画のいいところは家族そろって見られるように作ってあること。劇中にセックスという言葉が何度も出てきますが、それでも僕自身、これを見終わった後、両親と一緒にまた見たいと思ったくらいなんですよ。

男なら、一度は見ておいた方がいいです。かなり目から鱗が落ちます。女性って、大変だなあって。就職するにしても、女性には子供ができたら・・・という問題もある。そんな意識、男性にはないですもんね。勉強になるなあ。斉藤由貴、松下由樹の口から発される人生訓も結構奥が深かったり。

この映画の谷原章介、大好きですね。かっこいいし、性格もまっすぐでとても好感が持てます。たった一回会っただけ、酔った勢いでできちゃった相手と、恋人未満の関係のまま同棲。最初は嫌っていたのに、一緒に生活するうちにだんだんと好きになっていくところがいいですね。なんだかこのカップル?を見ていると羨ましくなってくるんですよ。僕が一番好きなシーンは谷原章介が「俺はこの本を全部把握したぞ」と言ってからのワンシーン。このときの観月ありさの笑顔がまたいいんだなぁ。

映画館では本当に大笑いしながら見させてもらいました。他のお客さんたちもゲラゲラ笑ってました。目の付け所が良かった映画なので、点数も高めにしました。

2009/12/27 08:10

シネマガ管理人

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