War of the Worlds
2005/アメリカ/117分
出演:トム・クルーズ ダコタ・ファニング ティム・ロビンス ジャスティン・チャットウィン ミランダ・オットー
監督:スティーヴン・スピルバーグ
偏差値:52.3 レビューを書く
リメイクの方です [75点] [参考:1]
このレビューはネタバレを含みます
この手のリメイク作品はオリジナルと比べられるのが常ですが、評価としては、こっちの方が好きといった所です。
ただオリジナルとリメイクでは、主人公の立場が違いそれにより展開もかなり違うので、別物として観たほうがいいという考えもあると思います。その辺は個人の判断で。
具体的には宇宙人のトライポッドが最新のCGを駆使して、大暴れしている様をはっきり描く事で、視覚的なインパクトはかなり強いです。正直、僕は映画の演出についてかなり疎く、なおかつ単純な人間なので、堅いことは気にしない。とにかくこちらが良かった。
しかし難点もあって、軍隊の方々があんなに頑張ってるのに、手榴弾二発でトライポッドを沈めちゃったトム・クルーズとか、長く地球に潜伏して研究していたという前置きがあるのにオリジナルと同じく微生物で全滅した宇宙人とか、あの状況で何故か生き延びてた息子とか、後半にいけばいくほど、ご都合主義がチラホラ。それも「愛と夢と希望のハリウッド映画だから」の一言で片付けてしまうのがスピルバーグマジックなのでしょうか。違うか。
といった不満もありつつ、俳優陣の演技は良く、特にダコタ・ファニングの演技は素晴らしいかった。さすが10年に一度の00年代を代表する子役さん。割と酷評されてる感のある本作ですが、強くオススメできるとはいかないまでも結構楽しめました。
2009/04/13 18:57