宇宙戦争
War of the Worlds
2005/アメリカ/117分
出演:トム・クルーズ ダコタ・ファニング ティム・ロビンス ジャスティン・チャットウィン ミランダ・オットー
監督:スティーヴン・スピルバーグ
偏差値:52.3 レビューを書く
意外に演出はうまい [70点]
最初見た時は期待外れでしたが、今あらためて冷静にみてみると、演出がとてもうまいことに気付かされました。ひとつひとつ手順をおいて、しっかり演出しているのは、さすがはスピルバーグだと思いました。
宇宙人の乗り物が最初に登場して襲撃するシーンまでの見せ方は本当にうまいです。あっという間に灰になってしまう映像の迫力は、CG全盛の現代ならではですね。
とはいえ、以前作られたジョージ・パル版の作品の完成度があまりにも素晴らしいので、それと比較してしまうと、どうしてもこちらが落ちてしまいます。ジョージ・パル版は宇宙人の無敵ぶりの物々しさが面白かったのですが、スピルバーグは人間描写の方に重点を置いた感じで、選択ミスだったかと。もっと敵の強大さを堂々と描いて欲しかったです。
2010/02/09 02:05
シネマガ管理人
リメイクの方です [75点] [参考:1]
※ネタバレを含むレビューです。
この手のリメイク作品はオリジナルと比べられるのが常ですが、評価としては、こっちの方が好きといった所です。
ただオリジナルとリメイクでは、主人公の立場が違いそれにより展開もかなり違うので、別物として観たほうがいいという考えもあると思います。その辺は個人の判断で。
具体的には宇宙人のトライポッドが最新のCGを駆使して、大暴れしている様をはっきり描く事で、視覚的なインパクトはかなり強いです。正直、僕は映画の演出についてかなり疎く、なおかつ単純な人間なので、堅いことは気にしない。とにかくこちらが良かった。
しかし難点もあって、軍隊の方々があんなに頑張ってるのに、手榴弾二発でトライポッドを沈めちゃったトム・クルーズとか、長く地球に潜伏して研究していたという前置きがあるのにオリジナルと同じく微生物で全滅した宇宙人とか、あの状況で何故か生き延びてた息子とか、後半にいけばいくほど、ご都合主義がチラホラ。それも「愛と夢と希望のハリウッド映画だから」の一言で片付けてしまうのがスピルバーグマジックなのでしょうか。違うか。
といった不満もありつつ、俳優陣の演技は良く、特にダコタ・ファニングの演技は素晴らしいかった。さすが10年に一度の00年代を代表する子役さん。割と酷評されてる感のある本作ですが、強くオススメできるとはいかないまでも結構楽しめました。
2009/04/13 18:57
ハローメロウ
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