The Running Man
1987/アメリカ/101分
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー マリア・コンチータ・アロンゾ ヤフェット・コットー リチャード・ドーソン
監督:ポール・マイケル・グレイザー
(データベース登録者:jake)
偏差値:55.1 レビューを書く
走れ、シュワちゃん!!! [77点] [参考:1]
このレビューはネタバレを含みます
リチャード・バックマンことスティーブンキング原作の本作品は、原作とはほとんど違った内容に仕上がっています。
時代背景や「ランニング・マン」という最凶最低のテレビ番組のコンセプトは同じですが、映画ではこれらを原作から借りてきただけのような全く異なるものでした。
「ランニング・マン」とは、ランナーがハンターに追い回され、逃げ切れば見事大金を得ることができるというテレビ番組。しかし、ランナーは平然と殺害され、それを見世物にして、最高視聴率をたたき出すという最悪で最低の番組。そんな番組が最高視聴率を出す時代になってしまった設定です。
原作との違いは、まず第一に主人公ベン・リチャードが「ランニング・マン」に出場する経緯。
第二にゲームの中身。ベンが「ハンター」に追い回されるという根本こそ同一であれ、原作ではアメリカ全土が舞台である一方、映画では4つのステージからなるコロシアム形態になっています。
第三に、もちろんエンディング。原作も映画も、ラストにベンがこの凶悪なテレビ番組の司会者デイモン・キリアンと対峙することになるのですが…
個人的にはやはり原作が好きでしたが、映画にも見所ありです。
なんといってもシュワちゃん。どんな映画にでても強いのなんのって…
本作品をまだ知らなかったころ、原作を読みながら、「こりゃ、映画にするならシュワちゃんだろうな…」と思ったのが印象に残っているほどのはまり役立ったのではないでしょうか。(っていうかこの人しかいない?)
シュワちゃんが持ち前の筋肉で、悪党をぎゃふんと懲らしめる(懲らしめるじゃすまないのですが…)痛快映画でした。
2009/03/30 09:26