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スパイダーマン3

Spider-Man 3
2007/アメリカ/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/139分
出演:トビー・マグワイア キルステン・ダンスト ジェームズ・フランコ トーマス・ヘイデン・チャーチ 
監督:サム・ライミ

偏差値:61.4 レビューを書く

敵キャラが3人! [92点] [参考:1]

※ネタバレを含むレビューです。
「スパイダーマン」シリーズは2作目が一番の傑作と言われていますが、たしかに出来栄えでは2作目でしょうが、好き嫌いでいえば、僕はこの3作目が一番好きですねえ。

悪役がなんと3人同時に登場ですよ。もう大変です。今までみたいに1対1でも面白いのですが、1対3というのも面白いものですね。3人とも正義の面と悪の面の二面性をもった登場人物というところが良い。どれも個性的で、どの悪役が一番良かったかとなると迷ってしまうほどです。

「バットマン ビギンズ」と「ダークナイト」も一度に敵役が複数出て来てすごいなあと思いましたが、こちらも負けていませんね。この敵3人が、どのようにストーリーに絡んで来るのか、そこがなかなかうまいですね。ピーターの親友が敵となって出て来て、クライマックスでは味方として出て来るところ、わかっちゃいるけど、もうあそこは何度見てもじんときますね。他の映画では臭くなりがちなシーンも、サム・ライミの手にかかれば感動的なシーンになるんですね。

ピーター・パーカーの人間臭さも好きですね。サンドマンと初めて戦うところで「また変なのが出て来た」とぼやきながら靴下に入った砂を捨てるシーンが笑えます。

あと、MJの前で他の女と踊るシーンで、「見せつけるためだったのね」と言われるシーン。アメリカ映画でこういうセリフを聞いたことがなかったので、ものすごく新鮮だったというか。そういう心理描写もなかなかよくできた作品なんですよこれは。

2010/01/11 04:06

シネマガ管理人

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