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Armageddon
1998/アメリカ/150分
出演:ブルース・ウィリス リヴ・タイラー ベン・アフレック スティーヴ・ブシェミ ピーター・ストーメア ビリー・ボブ・ソーントン オーウェン・ウィルソン マイケル・クラーク・ダンカン ウド・キア ウィリアム・フィクトナー 
監督:マイケル・ベイ
製作:ジェリー・ブラッカイマー、ゲイル・アン・ハード、マイケル・ベイ
脚本:ジョナサン・ヘンズリー、J・J・エイブラムス、スコット・マイケル・ローゼンバーグ
撮影:ジョン・シュワルツマン
音楽:トレヴァー・ラビン
主題歌:エアロスミス
ナレーション:チャールトン・ヘストン

偏差値:59.2 レビューを書く

豪華俳優たちの先物買い的作品 [85点] [参考:1]

公開当時は主演のブルース・ウィリスだけが有名で、そのギャラ以外の製作費はすべてCGに使ったと陰口を叩かれたが、今見直すと豪華な俳優たちが勢揃いした作品となっている。

製作のジェリー・ブラッカイマー&監督のマイケル・ベイの先見の明、恐るべしと言ったところである。

同時期に同じようなストーリーの「ディープ・インパクト」も公開されそちらも面白いのだか、男っぽさが全面から感じられる本作の方が好きである。

SFファンから見ると科学的にかなり無理がある設定かも知れないが、このジャンルの映画は危機感とアイデアと目をみはるような映像が楽しめれば十分である。

しかし本作はそれだけではなく、宇宙に行けなかった男との友情や、愛する娘の幸せのためなら自分を犠牲にすることもいとわない父親の姿なども描かれており、それが観る者の涙を誘う作品でもある。

実際のところ、公開当時は子供が小さかったため、B・ウィリスよりも幼い息子と別れて暮らしているウィル・パットンに感情移入し、誰もが泣けたと言うラストには全く泣けなかった。

だが10年たって自分の娘が大きくなってくると気持ちはいつの間にかB・ウィリスに同化してしまい、久しぶりにDVDを観たら、娘を思いながら散っていくB・ウィリスにオーバーラップする娘との思い出の場面に涙が止まらなくなってしまった。(それもまた電車の中で(^^ゞ)

それにしても「アルマゲドン」 「ディープ・インパクト」 古いところでは「メテオ」など、地球に衝突しようとする物体があれば破壊して回避しようと考えるのはいかにもアメリカらしい発想である。

我が国でも本作が作られる30数年前に地球に惑星が衝突する危機を描いた「妖星ゴラス」と言う特撮映画が作られたが、これは相手を破壊することなく、南極に巨大ロケットエンジンを設置して何と地球を動かして衝突を回避するという作品で、この優しさが日本人ならではの発想であろう。

ゴジラもいいが、この「妖星ゴラス」もぜひ現在のハリウッドのVFX技術を駆使してリメイクしてもらいたいものである。無理かな・・・(^^)

2009/02/03 22:20

kira

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