
「メン・イン・ブラック」で、宇宙の果てのその向こうには別の世界があった、という映像を高速ズームで見せるシーンがあったが、それを20年以上も前に大まじめにやったのがこの作品。人の細胞の中の小さな世界から、宇宙の果てまで、カメラ位置を固定したまま、無限にズームしていく。ただそれだけの短編映画であるが、想像力が追いつかないほど高速で変化していく映像の神秘には思わず引きずり込まれてしまう。
銀河系までも小さな点に見えてしまうほど、宇宙の果ての果てからみた暗黒の世界には思わずため息。ミクロの世界、原子よりもさらに小さな世界にも未知の大宇宙が広がっているという感動。どうやってこんな途方もないところまで研究できたのか、そっちの方でも驚いてしまう。理科好きのあなたには絶対オススメの一本である。
監督したのはチャールズ&レイ・イームズ夫妻。アメリカの偉大な家具デザイナーである。イームズ夫妻は近代的でカラフルな椅子のデザインで人気があったのだが、この2人が数多くの短編映画を制作していたことはあまり知られていない。
|