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■■           週刊シネマダイレクト

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2005/4/18 Vol.42 登録者数681人
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こんにちは。澤田です。お久しぶりです。
色々と事情があって2回も続けてメルマガを休んでしまいました。すみません。

最近僕はメールの見落としが多くなりました。友達からのメールにも気づかな
いことがしょっちゅうあります。重要なメールさえ見落としてしまうことがあ
るので困りものです。というのも、僕宛には毎日必ず100通以上のメールが送
られてくるのですが、そのほとんどが迷惑メールであるため、それと一緒にう
っかり重要なメールまで捨ててしまうことがあるのです。迷惑メールって、な
んとかならないもんでしょうかね。本当に迷惑ですよ。

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ミニコラム「子役はなぜのびないのか」
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今週のミニコラムでは、なぜ子役という子役のほとんどが大人になる前に消え
てしまうのかを考察してみたいと思います。

まずはオーディションにさかのぼってみましょう。1000人の候補者の中から
たった一人、主役の座を射止めた子役は、何かしらそれだけ輝くものを持って
いたわけです。だから第1作目では大きな成功を収めます。問題は「これから
どうするか」にかかっています。大抵の子役は次に何もできずに終わってしま
うのです。

次に、子役が消えていくパターンを3点あげてみました。

パターン1「俳優業に興味がなくなった」
いたってシンプルな結論です。子役にその気がなければそれで終わりです。大
抵の子役は大人になってから、それぞれの自分の好きな道を歩んでいます。

パターン2「名声を得たことによる精神崩壊」
最も可哀相な結末がこれです。普段の生活環境の中で特別扱いされることに嫌
気がさし、親の性格も変わって、ついには精神を病んでしまいます。鬱の多い
俳優業界なので、とくに子役に限ったことではありませんが、子供は精神管理
が未成熟のままなので、崩れやすいのです。

パターン3「大人の役を演じられない」
子役は子供だから子役なのです。子供の頃は可愛かったけれども、大人になっ
てからは子役ではありません。そうなると子役は成長するにつれて、その年齢
相応のキャラクター性を発揮していかなければ世間から認めてもらえません。
才能がなければ映画会社にそっぽを向かれて終わってしまうのです。

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ダイレクトレビュー「エターナル・サンシャイン」
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恋の想い出を科学的に頭の中からキレイさっぱり消してしまうお話です。

僕はいつも予備知識をほとんど持たずに映画鑑賞に挑むようにしているのです
が、今作には絶句でした。オープニングはずっと普通の恋愛映画タッチなので
すが、しだいに謎めいたミステリー映画になっていくんですから。

中盤までは時系列がバラバラで、登場人物のシチュエーションが重複した映像
が何度も飛び出してくるため、話がうまく整理できないのですが、ラストでそ
の断片がすべてつながり、初めて「なるほどそうなってるのか」と納得します。
それがあまりにもしっくりくるため、良作を見たゾという満足感があります。

好きな女性との尊い想い出が目の前から消えていく様子を何度も何度も見せら
れて、胸が締め付けられますが、僕はそれと同時にその精神世界の映像には恐
怖すら感じてしまうのです。さすがMTV出身の監督の成せるワザですね。

ジム・キャリーはまたまったく新しい役柄に挑戦しました。演技者として評価
された「トゥルーマン・ショー」でもまだおどけていましたが、今回はかなり
シリアスな役柄で、得意のゴム顔を生かしたギャグは皆無です。静かな物腰の
中には、ささやかな笑いと感動がありますし、ラストでの彼の表情はきっと忘
れないものとなるでしょう。「あのジム・キャリーが」というギャップがたま
りません。(★★★★)

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