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■■ 週刊シネマダイレクト
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2005/2/14 Vol.36
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こんにちは。澤田です。
出張で福岡に行ってきました。初めてスカイマークの飛行機に乗ったのですが、
サービスが良くて気に入りました。制服の色もオシャレです。非常口の横の席
に座ったのですが、スチュワーデスさんが真ん前に座ったので、目のやり場に
困ってしまい、ドッキリもんでした。
福岡は何しろ約10年ぶりなので、何もかもが懐かしかったです。博多や天神
のゆきつけの店にも久しぶりに行ってきました。学校の先生とバッタリ会うハ
プニングもありました。先生も僕のことを覚えてくれてて、その場で時間を忘
れて思い出話に花を咲かせました。
熊本の実家にも帰りました。小さな姪っ子とやっと仲良くなれました。今まで
は僕のことなど相手にもしてくれなかったのですが、こうして仲良くなると、
本当に可愛いですね。姪と一緒に遊んで、改めて子供は遊びの天才だと思いま
した。次から次へと新しい遊びを考えつく子供の想像力には感心しきりですよ。
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ミニコラム「大満足をお約束します−DLPシネマ」
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映画といえば「フィルム」であることが当然のこととして100年の間、ずっと
受け止められてきました。映画をイギリス語では「film」というのですから、
フィルムこそ映画なのです。僕はずっとそう思っていました。
ところが、今世紀から、そうでもなくなってきたのです。皆さんもご存じかと
思いますが、現在DLP(デジタル・ライト・プロセシング)というテクノロジ
ーがすごい勢いで普及しています。DLP上映では、フィルムを一切使いません。
ハードディスクにおさめられたデジタル化された映像データを、専用の映写機
を使って映し出すのです。
フィルム独特の温かみと、陰影の深さが好きな人にとっては、眉唾ものかもし
れませんね。ところが、これがフィルムと比べても何の遜色もありません。
DLPと言われなければまったくわかりません。というよりも、DLPと言われて
もフィルムと区別がつきませんね。驚くべきテクノロジーです。
なぜDLPが普及しているのかというと、映像が劣化しないからです。フィルム
は1ヶ月も上映すれば傷だらけですが、DLPの場合、何度上映しても映像は永
久に劣化しません。作り手の意図している色合いを、環境の変化に影響される
ことなく、いつまでも忠実に再現するわけです。これはすごい進歩だと思いま
せんか? というわけで、アナログ至上主義のあなたもきっと満足していただ
けると思います。
このままいくと、いつの間にかフィルムはなくなってしまうかもしれませんよ。
「大昔の映画はなんとフィルムを使っていたんだぞ」といわれる日が来るかも
しれません。
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ダイレクト・レビュー「THE JUON/呪怨」
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これは面白いか面白くないかの判断じゃないですね。怖いか怖くないかが問題
ですよ。僕は本当に怖かったです。僕は色々ホラー映画を見てきましたが、ど
れもこれもテクニックに見とれてばかりで、怖いと思った映画は少なかったで
す。でも「THE JUON」は本当に怖かった。よくある西洋ヘルハウスものを、
日本家屋で表現したらこうなっちゃうですね。日本の怪談話特有の不安感は世
界屈指です。
とても観客を不安な気持ちにさせる映画ですね。日本の化け物には物理的な約
束事は通用しません。右にいた怨霊が、気が付くと左にいる怖さです。次のシ
ーンで何が起きるかわからない得体の知れない不安です。逃げても逃げても逃
げられない。どうしていいのかわからないこの怖さ。僕としては、できればこ
の不安感を最後まで持続してもらいたかったですね。化け物にもっともな動機
をつけてしまっては、この得体の知れない怖さも半減してしまいます。どうせ
あやふやな結末にしたわけですから、あえて化け物に説明をつけるまでもなか
ったのではないでしょうか。(★★★1/2)
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