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■■ 週刊シネマダイレクト
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2004/12/06 Vol.28
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こんにちは。澤田です。
ドラクエ買いたいけど、遊んでいる暇がないので我慢我慢。
気が付けばもう12月。最近はドアのノブに触れるたびに静電気がバチッと走っ
て手が痛いです。ドアのノブに触るのが怖くなりましたよ。何か静電気を防ぐ
いい方法はないもんですかね。
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ショートコラム「テレビ批評−NHKの在り方を考える」
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先週ホームページ200号の更新作業に精も魂も使い果たした僕は、ついに会社
を休んでしまいました。それで、NHK教育を久しぶりに見ました。小学の頃、
学校を休んだ日に必ず見ていたのがNHK教育だったので、ちょっと懐かしんで
見てみたのですが、驚くことに、NHK教育の番組は、僕が小学の頃と変わって
いませんでした。つまりNHK教育は10年以上前からあののんびりしたスタイル
を頑なに守り続けていることになります。保守的なのか、進歩がないのか、ど
っちやら。あんなにテンポが遅くて、今時の小学生が楽しんでくれるかどうか
は疑問です。
NHKの経営は視聴料で成り立っているので、極端な話、24時間天気予報だけ
を流しても番組としては成立するわけです。だからNHKは進歩がなく、カメラ
ワークにも工夫がないのです。NHKの視聴料をきちんと納めている客として意
見するなら、もう少し刺激的な幼児番組も見てみたいです。
しかし、よくよく考えると、NHKのスタイルは、日本の文化を守るために、む
しろ貴重ではないかとも思い始めました。はっきりいって民放のバラエティ番
組には低俗でふざけたものが多く、視聴率稼ぎのために暴走しすぎて、内容が
日に日に大袈裟なものになっているような気もします。現在「テレビ文化」と
いわれるほどにテレビの影響力は絶大で、我々は民放の話術に操られていると
いっても過言ではありません。そんなとき、NHKを見ると、冷静さを取り戻し
て、一安心させられたりします。紅白歌合戦のあのまともさは、民放に慣れて
いる人には異様に映るものですが、年越しにはやっぱりNHKが一番です。
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ダイレクト・レビュー「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」
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こればかりは僕の好き嫌いで採点したいです。
これを見たときはことごとく裏切られた気分でした。それは単純につまらなか
ったという意味ではなくて、場面場面を締めくくるオチに気分を何度も害され
たとでもいいましょうか。僕が始めこの作品に期待していたものは30年代の少
年映画の復興だったのです。この映画が罪なのは「レトロSF」と触れ回り、僕
にそれを期待させてしまったことです。開けてみると、これは単に30年代の少
年映画をネタにしたパロディ映画でした。男のロマンを小馬鹿にしたような内
容には、僕は白けるどころか怒りまで覚えてしまいます。いったいこの映画の
ヒーローは何をしたのでしょうか? ヒロインに助けられてばかりで、二枚目
が台無しです。こういう主人公にボケ役は似合いません。
すべてのシーンをブルースクリーンの前で演技する挑戦心は買いますが、でき
ればもっと真面目な作品を観たかったですね。いまひとつ「すごい映画を作っ
てやるぞ」という活動屋ダマシイが感じられません。ただし、ワンシーンだけ
忠実にヒーロー映画の醍醐味を再現しているシーンがあったので、少しは救わ
れました。それはグウィネス・パルトローがスカート(衣装はステラ・マッカ
ートニー)のすそを狙ったようにさらりと引き裂くシーンです。他のシーンも
これくらいさらりと演出できていれば、もっとまともな映画になったと思うの
ですが。(★★1/2)
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