週刊シネマダイレクト2008/01/14 Vol.125 新年明けましておめでとうございます。澤田です。 1月7日は僕の誕生日なんですよ。31歳になりました。父親が僕を生んだ年齢に達する日も近いかも。 この前テレビで堀北真希ちゃんが挨拶をしてましたけど、とても僕より10歳以上年下とは思えないくらいしっかりしてますね。僕なんか、31歳にもなってまだ人前でろくに話ができませんから恥ずかしい限りです。 今年の目標は、この極度のあがり性を克服することと、自力で去年の年収を超すことです。がんばるぞ。 それにしても頭部がニコラス・ケイジばりに寂しくなった気が・・・。気のせいだといいのですが。 コラム「メル・ギブソンは俳優廃業か」先週誕生日だったメル・ギブソンですが、彼ってすごくいい俳優だと思うんですけど、この数年間、あまり見てませんね。どうしたんでしょうね。 メル・ギブソンは、一昨年警察に飲酒運転で捕まって差別的な暴言を吐いてから業界から干された感じになったかと心配していましたが、俳優業ではなく、今はむしろ監督業の方で忙しいようです。 『ブレイブハート』を見たときは、これは俳優ではなく監督としてやっていった方がイケルんじゃないかと思ったものでした。『ブレイブハート』はアカデミー賞を受賞し、メル・ギブソンは主演男優賞ではなく、監督賞の方を取りました。授賞式のスピーチでは「僕は監督じゃなくて俳優なんだけどね」みたいなことを言っていたはずです。 『パッション』では自分が出演しない作品で、完全に監督に徹していましたが、これが今までに見たこともないカルトな内容で、ひたすらキリストが痛めつけられる映画。ますます監督業転向決定かと思わせるアバンギャルドな映画でした。 『アポカリプト』はマヤの遺跡みたいな場所で生け贄にされる男の話。映像が安っぽく、いったい何が言いたいのか正直よくわかりませんが、ひたすら走り続ける『プレデター』みたいな内容でなかなか面白かったです。これも『パッション』と同じく謎の言葉を使っていて、かつてない雰囲気を醸し出しています。 メル・ギブソンは、今時珍しく独自の作家性を持った監督なので、これからの活躍に大いに期待できるでしょう。 |