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■■ 週刊シネマダイレクト
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2007/10/8 Vol.115
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こんにちは。澤田です。
「世にも奇妙な物語」の秋のスペシャルを見ました。僕は普段テレビドラマは
見ないのですが、この番組だけは中学の頃から見ているので、今もスペシャル
があると見てしまうのです。物凄く好き勝手に作ってある摩訶不思議な内容が
大好きです。
今回のスペシャルも、オムニバス5作ともすこぶる面白くて、驚愕しました。5
作とも心に余韻が残る忘れられない逸品でして、1編は30分にも満たないのに、
よくその短い時間内にこれだけの内容が詰め込めたもんだと嬉しくなって、ニ
コニコしながら見ちゃいました。
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コラム「アイドルの生写真の価値」
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昔、路上でアイドルの生写真が売られている光景をよく目にしました。生写真
は無加工の写真だから、これを買うと、アイドルに一歩近づいた気にさせてく
れます。もし、自分が何かの機会で、有名人と一緒に写真を撮ってもらうこと
ができたのなら、こんなに嬉しいことはなかったでしょう。
しかし、デジカメが普及して、マスコミでフィルムカメラが使われなくなって
からというもの、何をもって生写真というのか、よくわからなくなってきまし
た。そもそもデジカメで撮った写真はデータであって、手に触れられるもので
はないですよね。しかもそのデータはいつでも何度でもコピーもできちゃうの
です。
デジカメの写真は、普通はパソコン上で見るものだから、プロが撮った有名人
の写真も、自分が運良く撮った有名人の写真も、パソコン上で見れば「写真」
という手応えをそれほど感じなくなるのです。「貴重な写真を手に入れたぞ」
という嬉しさがフィルムカメラの時代とは違って、こみ上げてこないのですよ。
(自分も一緒に写っているのなら別ですが)
携帯電話などで気軽に写真が撮れるようになったことや、フィルムと違って何
度でも撮り直しができるようになったこと、そしてPhotoshopで誰でも簡単に
加工できるようになったこともあって、一枚の写真に込める熱意というものが
昔の時代に比べて薄れてしまったことも、写真の価値を下げる原因といえます。
携帯で撮った写真では、たとえ無加工でも生写真とは思えませんよね。
仮に、ネットで公開されているプロが撮った写真のデータをコピーして、それ
を近所の現像所に持って行っても、それは印画紙にちゃんとプリントできるわ
けですから、それを自分で撮った写真だとウソをついてもわからない時代にな
ったわけです。写真というものは、ネット上に公開した時点から、その希少性
は失われてしまいました。
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