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Another Woman
1988/アメリカ/80分
出演:ジーナ・ローランズ ミア・ファロー ジーン・ハックマン イアン・ホルム ジョン・ハウスマン ベティ・バックリー ブライス・ダナー サンディ・デニス マーサ・プリンプトン ハリス・ユーリン フィリップ・ボスコ フランセス・コンロイ 
監督:ウディ・アレン
製作:ロバート・グリーンハット、チャールズ・H・ジョフィ、ジャック・ロリンズ
脚本:ウディ・アレン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト

(データベース登録者:frost

偏差値:59.0 レビューを書く

50歳は人生の後半を覚悟する年 [85点] [参考:1]

”30歳はなんでもなかった。40歳も平気だった。。でも、50歳で私のバランスはくずれた”

大好きな女優の一人ジーナ・ローランズが演じるマリオンは、大学の哲学部部長教授。仕事でも私生活でも自分の人生には合格点をつけることができると自信を語るが、執筆のために借りたアパートの隣から聞こえてくる精神科医と患者との会話がきっかけとなり、徐々にその自信を失くしていく。

50歳。

若い人たちにはたぶん想像のつかない年齢だろうなぁ。30過ぎの人たちでも、自分の50歳に思いをいたすことはほとんど無いんじゃないだろうか。私はそうでした。

しかし、私自身その50歳が目前、という時期にこの作品を見て、主人公マリオンのように自分の人生を肩越しに振り返ってしまう気持ちは痛いほど良くわかる。

50年生きてきて、自分の人生が虚ろだったんじゃないかという疑心は、おそらくこの年代のほとんどの人々が抱く恐怖だろうと思います。しかし、彼女の人生は虚ろなものであったはずはないし、半世紀生きてきた誰の人生にも50年の意味は必ずあるはず。

それがどんな50年間であったとしても、それを肯定し、そこから新しく人生の後半に一歩踏み出していく。そういう覚悟の年が50歳という年齢なんだろうなあと、改めてそんなことを考えた作品でした。

2008/11/03 23:25 (2008/11/05 10:56修正)

frost

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